

今回立教大学・権ゼミ生の取材班(菊池、亀谷、野戸)がやって来たのは、渋谷区北谷公園近くのVALLOON STUDIO SHIBUYA。渋谷区立北谷公園では過去12回にわたりマーケット、フード、ワークショップ、音楽が集まる地域連携イベントJINNAN MARKETが開催されています。


そんなJINNAN MARKET 13回目のテーマは“PICNIC”。前夜祭として開催したJINNAN TALKも、そのテーマに合わせ、“JINNAN発、これからの新しい都市型PICNICを考える“をテーマに、前夜祭として神南で活動する人やまつわるゲストアーティストによるトークセッションが開かれました。


取材する3人は、立教大学:権安理ゼミナールに所属。
ゼミでは公共デザイン研究・活動を行っており、ゼミはJINNAN MARKETに継続的に関わっています。
今回は、登壇者「推しTALKポイント」に注目しながら、JINNAN TALKを学生目線でレポートします👐
#1 竹内 萌絵氏(日建設計)
竹内さんは、JINNAN MARKETやJINNAN NEIGHBORSの活動を通じて、企業・住民・学生が繋がりながら神南地域の価値向上に取り組んでいると紹介していました。今回のテーマ「PICNIC」も、公共空間を自由に楽しむきっかけとして企画されたものだとか!
☆菊地の「推しTALKポイント」
「チャレンジの輪」
竹内さんのお話から、JINNAN MARKETは、人と人とのつながりを生み出しながら、新たな挑戦を後押しする場として機能していると感じました。誰でも気軽に参加できる仕組みによって、「まずやってみる」ためのハードルが下げられており、小さな関わりから挑戦を始められる環境が作られていることが分かります。
また、強い結びつきではなく、“ゆるやかなつながり”を大切にしている点も印象的でした。公園を舞台に、地域の人々や店舗、学生など多様な主体が自然に関わることで、新たな交流や活動が生まれ、それぞれの小さな挑戦が地域全体へ広がっていく。JINNAN MARKETは、一人ひとりの「やってみたい」という思いをつなぎ、地域の活力へと変えていく「チャレンジの輪」を生み出しているのだと感じました。


#2高橋 勇仁氏(SLOTH JINNAN)
高橋さんは渋谷・神南の流行の変化とまちの可能性についてお話していました!
かつての渋谷といえば、「消費の街」で、特に90年代は、流行の発信地として、人々は“何かを買う”ために集まり、短時間で熱狂し、次の流行りへと移っていく特徴がありました。
☆亀谷の「推しTALKポイント」
「神南に秘められたポテンシャルは…」
高橋さん:「今の神南は北谷公園でピクニックしたり、カフェに行ったり、VALLOON STUDIOでアートに触れられる デートスポットとしても最強」
「ここに来ればいろんなところで滞留することができて、そのつながりの輪が広がっていけば、カルチャーが生まれ始める可能性が満載。そういうポテンシャルが神南には秘められているなと感じます」と語られていました。
神南に集う一人ひとりの願いをJINNANHORENSOやJINNAN NEIGHBORSで話してみると、思わぬ形で誰かと一緒に叶えられる魔法のような空間だと感じました。SLOTH JINNANでは、今日も面白そうなイベントが開催されているかもしれません。そんな、いつ行っても何かがやっている、滞留できるそんなまちが神南を起点に広がっていけば、とっても素敵だと感じました!


#3新宮大史氏(ゲストアーティスト)
今回のゲストアーティストである新宮さん。ニューヨークでのアーティスト活動から帰国したからこそ見える視点でまちとアートの関係性についてお話しいただきました。
☆野戸の「推しTALKポイント」
「若手アートの露出機会」
新宮:「ニューヨークでは、カフェやバーで作品を展示する機会を経験しました。作家には発表の機会を、店舗には空間価値の向上をもたらしています。渋谷にも展示可能な壁面は数多く存在します。そこに魅力的なアートが展示されれば、若手アーティストの活動を支えるだけでなく、街全体の文化的価値や景観を高め、渋谷らしいまちづくりにもつながると思います。」
アートとまちづくり。それはアートギャラリーなどの施設が整っていることだけを指すのではないかもしれないと感じました。渋谷区神南、少し飽和状態にも見えるその都市の隙間や壁にはアートの可能性、そして何よりも若手アーティストの社会進出の機会が存在しているように見えました!


#4早川 聡彦氏(渋谷公園通商店街振興組合副理事長)
早川さんは、冬のイルミネーションやフラワーフェスティバルなどの取り組みを通じて、代々木公園から神南へ人の流れを生み出す重要性を語られていました。また、登壇者の方々が新たな空間づくりの実践の場を探しているとき、商店街振興組合ならではのつながりを生かして、瞬時に紹介していらっしゃいました!


☆亀谷の「推しTALKポイント」
「まちと花の関係性」
早川さんは、商店街目線で見えてくる渋谷・神南の町の特徴を捉えていました。
「花壇の手入れを見れば、組合が管理しているものかどうかがわかる。」神南近くの花壇の維持・管理は商店街が担っているとのこと。また、渋谷公園通りではフラワーフェスティバルを開催し、花のある神南に価値を感じていることを語っていただきました。
ゼミの授業でも、「個人経営の花屋がある町は元気」という話を聞いたことがあります。「花とまち」にまつわるお話を通して、花は単なる景観づくりだけではなく、地域の人の関わりや愛着を映し出す存在だと感じました。このお話を聞いてから、町を歩くときは花壇の花に注目しています。花を手がかりにまちを見ると、「活気」が見えてきて、その地域の個性を感じることができます。
〇司会:嘉部隼人氏 (VALLOON STUDIO SHIBUYA)
今回、嘉部さんはMCという立場としてトーク全体の進行を担いながら、議論の軸として「神南をどのような街にしていくのか」という大きな問いを提示されていました。
☆菊地の「推しTALKポイント」
「ヒントはお花見」
嘉部さん:「せっかく良い活動があっても、なぜ十分に知られていないのか」
課題を鋭く指摘することで、情報の届け方や公共空間の活動について、登壇者に意見を促す姿が印象的でした。
特に心に残ったのは、JINNAN MARKETの空気感について語られた「ゆるやかな交流」の価値です。お花見のように、一緒のもので楽しんで、混ざって、時には隣に酔っぱらった人がいても許されるような寛容さを例に挙げながら、強い結びつきではなく、偶然の出会いや関わり方から新しい文化や活動が生まれる可能性を語っていました。この視点は、神南という街が持つ魅力を象徴するものなのではないでしょうか?


そして、トークセッションの後には交流の時間も!神南という街を通して様々な団らんが生まれました。




〇取材班プロフィール&コメント
菊地愛生 担当:書記&執筆
#3年生 #チャレンジ #ピアノとチェロ♪ #交差利き #栃木出身 #テニス🎾
トークセッションをお聞きするのは初めてで、とても貴重な経験になりました。JINNAN MARKETに参加する前に、皆さんの熱い思いを知ることができ、より一層学びを深めることができました。ありがとうございました。
野戸悠輝 担当:撮影&執筆
#3年生 #旅 #デザイン #アウトドア #カメラ #次はモンゴル
1年生の頃にちょこっと参加したJINNAN MARKET、そこからゼミ生になってどうやってこのイベントがつくられ、地域のいろんな人を巻き込み、愛されているのか。そんな裏側を少し覗ける機会になりました。ありがとうございました。
亀谷星楽🐢👓 担当:書記&執筆
#3年生 #大阪出身 #まちあるき #King Gnu #カラフル🌈 #ラジオ作りに挑戦
JINNAN TALK参加後、趣味のまちあるきで受け取れるまちの情報量、感じ取れる容量が広くなった気がします!また、何歳になっても夢を持つこと、想いを語り合うことの尊さを感じました。
〇立教大学 権ゼミ
立教大学コミュニティ福祉学部コミュニティ政策学科の権安理教授が主宰するゼミナール
「公共デザイン」をテーマに、地域や社会の課題に向き合う活動を、「美しい・楽しい・面白い」ものにする実践に取り組んでいます。
企業や自治体との連携プロジェクトも多く、学生たちは教室の外へ飛び出し、地域や社会の現場で学びながら活動しています。
権ゼミはJINNAN MARKET #5から継続的に関わっています。この秋には、権ゼミとして企画・出展も予定しています。ぜひお越しください!
Instagram:gon_seminar_rikkyo
協力
渋谷公園通り商店街振興組合:@shibuyakoendori
VALLOON STUDIO SHIBUYA:@valloon.co.jp
JINNAN MARKET:@jinnan_market
SLOTH JINNAN:@slothjinnan